とびら (デザートコミックス)
著：ももち麗子
講談社
2013/09/30
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コメントで情報いただきました、ももち麗子先生の「問題提起作品集」シリーズから2002年の作品「とびら」です。ありがとうございました。少女マンガの恐怖失禁は貴重ですね。
オモラシするのは、こちらの主人公真夏ちゃん。リスカを覚えて、自殺に憧れる少女です。
ビルの屋上で、リスカ友達のアスパラさんと一緒の真夏ちゃん、葬式用の写真を落としてしまい、拾おうとしてビルから落っこちそうになっちゃいます。が、アスパラさん助けてくれません。最初は「事故死になっちゃうよ」と笑っていた真夏ちゃん、だんだん手がしびれ、死が現実に近づいて、最後には泣きながら「死にたくない」と叫んで助けを求めちゃいます^_^;
結局、無事助けられた真夏ちゃんですが、現実の死を目の前にして、ガタガタ震えが収まらず…、
ついにはオシッコまで漏らしちゃったのでした。助けに来た人たちの面前で、尻もちついたまま、大きな水たまりをつくっちゃいます。
そして、自分には自殺はムリだと悟った真夏ちゃん。その後、アスパラさんが先に逝ってしまうのですが、それでも世界が何も変わらない事に気付いて、自殺なんかダサイ、くだらなくても生きてみようと思い始め、ラストでは「生きるなんてオシッコもらすほどかっこ悪くて…」と述懐したりしてます。恐怖のあまり失禁しちゃう自分も肯定しようみたいな？ちょっとイイ話なのでした^_^;
